コルチコトミーとは

和歌山こまつ歯科インプラントクリニックで口内環境を良い状態に保ちましょう

治療期間を短縮するスピード矯正

「コルチコトミー」とは歯槽骨皮質骨切除術(しそうこつひしつこつせつじょじゅつ)のことで、日本では「促進矯正法」とも呼ばれています。

その内容は、歯を支えているあごの一番硬い骨(皮質骨)の内側にある軟らかい骨(海綿骨)に器具によって少しスジを入れて、歯が動きやすい条件を作るというものです。

この治療法を用いれば成人矯正にかかる期間を約1/2~1/4に短縮することができる上に、その日のうちに帰宅できます。

治療や装置装着期間が長いために矯正治療をあきらめていた方がいらっしゃいましたら、ぜひコルチコトミーで綺麗な口元を手に入れませんか。

コルチコトミーのメリット

治療期間の短縮

コルチコトミーにより歯が動きやすくなるため、個人差はあれど通常の矯正治療に比べて約半分~最大で4分の1まで治療期間を短縮することができます。
すなわち装置装着期間も大幅に短くなるため、患者様の負担もかなり軽減されます。

日帰り手術可能

コルチコトミーは外科手術を必要としますが、手術といっても大がかりなものではなく1~2時間で完了いたします。
また、その日のうちに帰宅し、普段通りの食事ができることもメリットです。

歯茎のアンチエイジングに

皮質骨を除去するときに掘る溝が血液の循環活性化を促し、代謝を盛んにさせます。
そのことにより歯肉を若返らせ、綺麗なピンクにするアンチエイジング効果もあるのです。

コルチコトミー治療の流れ

  • step1

    診断

    まずは患者様の現在のお口の状態を確認していきます。
    その際、お悩み事がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

  • step2

    装置装着

    手術を行う前にまずブラケット装置を装着していきます。

  • step3

    手術(歯ぐき剥離、ヒビ入れ)

    歯ぐきの皮膚を切開してめくり、歯槽骨と呼ばれる歯根部分の骨に専門器具を用いて縦に切り込みを入れていきます。
    個々の患者様によって切り方の調整が必要になるため、歯科医の熟練度が求められます。

  • step4

    手術(人口骨埋入)

    歯ぐきの根が見えて薄くなってしまっている部分に人口骨を入れ、骨を強くする工程に入っていきます。
    こうすることで歯周病などの改善に一役買うことにもなります。

  • step5

    縫合

    めくった歯ぐきを元通りに縫合したのち、すぐにワイヤーを通していきます。
    これによりコルチコトミーの効果が最大限に発揮されるのです。
    その後、約1週間で抜歯となります。

  • step6

    装置の除去

    およそ1年ほどでワイヤー矯正装置を外すことができます。
    お口の状態にもよりますが、早い方なら6ヶ月で装置に別れを告げることが可能です。